なにがどうダメなのか
何というか、人としてダメなのは他の人が言ってるしもうよいとして、写真としてもダメな、下手くそな写真じゃなかろうか。
モノクロ故の、、、フィルム故のノスタルジーとかは写真の価値にはならんでしょ。そしてそれは勘違いだよ。ブレッソンとかアルノー、土門拳や木村伊兵衛の写真をみたらわかるけど、モノクロのフィルムでしかもずいぶん昔に撮影されていても写真から感じるのは生き生きとした今であってノスタルジーではないよ。単に古い写真は表現としての写真としてはダメな弱い写真じゃない?
ノスタルジーを写真に付加するのは表現としては最悪だよ。誰が撮ろうと写真に写っているのは過去なんだもの、それは写真故の特性であって表現にはあたらない。
何なんだろう、子供の写真としては下手な部類というか、なんというか。下手くそな私が見ても下手くそなんで本当に下手くそ。
え?機材のせい?フィルムコンパクトもフィルム一眼レフも使うけど、それは機材のせいじゃないよ。
なんなんだろう、縦構図が無駄に多い。そして、作画意図故にじゃなくて被写体をおさめるためだけに縦構図にしてるのがへっぽこ。家族アルバムモドキのスナップも記念写真としてみると引きが足らず肝心の背景がなくて違和感感じるし、近親者故の寄りもなくこれまた違和感。
写真として下手くそだし、家族写真故の下手くそさと微笑ましさもない。
- 子供の写真として残念な点をまとめると
被写体と切り取りかたがアンバランス
具体的には縦構図の多様、腰より下のアングルからの撮影と商業ブロマイド(雑誌等々)の撮り方を素人のしかも年端のいかない子に使うというアンバランスさとその違和感
被写体との距離感がおかしい
家族アルバムによくありそうに見える写真もより、ひきがおかしい。背景が入ってなかったり、人物を撮るにしては寄りきれてなくてよそよそしい。
目線が高い
意図があるなら別ですが、基本は子供の目線とあわせて撮影する。撮影者と被写体の距離が近く、子供と遊びながら撮ったであろう写真ですら、ハイアングル。子供のあどけなさ、幼さを気持ちよいぐらい強調したいのはわかるけど、せっかく生き生きとした動きが撮れる状況なのにもったいない。子供のアイレベルまでカメラを下げたら偶然性こみの傑作が撮れたかもしれないのに。
うーん、後味が悪い。